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みどりのおうちのじかん tenobe.exblog.jp

誰にとっても、日々の暮らしは かけがえのない時間。ひとつひとつを大切に物語をつむいでいきたい


by hituzi-to-yagi

7月の読書(2013年)

☆読書

お話入門 語る人の質問にこたえて
もっとわたしたちのお弁当
不妊を語る
昔話の本質
ヤナの森の生活
池上彰の政治の学校

☆読み聞かせ(見学)

ふわふわくんとアルフレッド
かいじゅうたちのいるところ
小さいりょうしさん
ふしぎなたいこ
黒猫ミケシュの冒険(一部)
パパの大飛行
くんちゃんのはたけしごと
スサノオ
いなばのしろうさぎ
すさのおとおおくにぬし
おかあさんとこども
金の髪
月を射る
五分次郎
おおかみと七ひきのやぎ
けいてぃー はたらきもののじょせつしゃ
かしこいモリー
鳥呑爺
ロバのシルベスターとまほうのこいし
ラプンツェル
きんいろのしか
エパミナンダス
おはなしおはなし
きみなんかだいきらいさ
ツグミひげの王さま
王子さまの耳はロバの耳
きつねのホイティ など・・・

☆読み聞かせ

かさじぞう
ちいさなさかな

Memo

ちいさなさかな・・・えーー、すごく奥が深いです(^^;
小さな絵本なんですが、どうも私には難しくて、当初 面白さがわからなくて、悪戦苦闘しました。
大人になってしまった今、自分では絶対に選ばない本かな、とも思います。
子供のときの自分が果たして好んだかも今となってはわからないです。もう子供の時には戻れないですもんね。
ただ とても貴重な体験をしました。
今回は自分の好みと関係なく読まなくてはならなくなって、中味を知らずにまずは練習から始めたのですが、その時点で練習のために読むことに違和感を覚えてしまいました。そこで、もっと自分のために読むことを味わってみようと思いつきました。そうして絵を眺めたり、ぱらぱらめくっているうちに、仲間内で読みを聞いてもらう機会があり、読んだ後に 参加者それぞれのちいさなさかなに関しての想いを聞くことがありました。
そのみなさんの個人的な想いの集まりが、ちいさなさかなの絵本に重なって、物語が急に膨らみを増しました。それが、なんと言うか とっても面白かったんです☆
同じような機会にその後2回程恵まれ・・・・・・さっぱりわからなかった本がほんの少し身近になった気がした頃に、ようやく本番がありました。
こどもたちはどう感じたのかな?
それはわからないけれど、こどもたちの前で読んだその出来事までを含めてが、私にとってのちいさなさかなの物語になりました。
・・・・そんな風にして本に関われたことが本当によかったなと思います。

私自身はまだ二つ目のデビューを果たしたに過ぎないので、とても大きな経験で、これからも大切にひとつひとつを重ねていきたいと改めて思いました。

ところで7月の読み聞かせの見学はとっても過酷でした!暑さで聞くほうも語るほうも汗が滝のように流れて、夏の読み聞かせ初体験の私はかなり驚きました(^^;
どの教室でも扇風機が頑張っていましたが、今年の梅雨明け後の暑さは半端なかったですからね。そんななか集中して聞いてくれたこどもたちに感謝です♪♪♪

そして今回、ある小学校で『本当にお話の国にみんなで入ってしまった』と思える時間を経験しました。話し手のかたに感想を聞いたら、ご自身も お話の向こう側へ行ってしまうかと思った・・・と語られていましたが、聞いている私達もお話に入り込んでしまっていて、我を忘れていました。そんなときのこどもたちってすごい集中力なんです。隣りで一緒に聞いていて、まさに肌で感じるというか、クラス全体がすごい一体感と世界で・・・お話に溶け込んでいるというか。
聞く行為自体は受身ですが、なにか見えないやりとりが空間を繋ぐのでしょうかね?
・・・・・・そんな「時」があることに、言葉もないです。
ただただ、感嘆です。
これはちょっと忘れられそうにないです。魔法の時間でした。
by hituzi-to-yagi | 2013-08-05 10:42 | 書庫