みどりのおうちのじかん tenobe.exblog.jp

誰にとっても、日々の暮らしは かけがえのない時間。ひとつひとつを大切に物語をつむいでいきたい


by hituzi-to-yagi
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8月の読書(2013年)

☆読書

紅茶なきもち 
いのちの未来と原発と
人麻呂の暗号(再読)
かぞくの時間vol.89
かぞくの時間vol.102
フェルト自由自在

*個人の記録のため雑誌類も読書として数えています

読み聞かせ(見学)

トラとホシガキ

Memo

この夏、帰省の途中、「紅茶な気持ち」と「いのちの未来と原発」の著者のスウさんのお宅を訪問した。一方的に本を通じて存じ上げてはいたけれど実際にはお会いするのは初めてだったし、スウさんもとっても驚いてらした。

スウさんとの出会いのきっかけは、茨城県東海村のJCOというウラン燃料加工工場での臨界事故だった。当時、事故の一報目を聞いたとき大変なことが起きたと思った。しかし報道ではその中身、責任の所在について社会的にほとんど追及されることがないまま終わっていった…それが私個人の印象だ。
周囲の身近な人に私の感じる疑問を話しても、「この事故はたまたま」「技術先進国日本においてこんなことはめったに起こりえない」という反応が大半だった。私はその受け止め方に戦慄した。

この事故は「原子力発電事業」という、国が推進して行っている機構に直結する施設(JCOは日本の原子力発電の燃料の約40%を製造していた)で、ウランの取り扱い方に根本的な問題があって起きた事故である。
それが「たまたま」なわけはない。
組織内部に腐敗があってのことであり、そして人は間違いを犯すものなのだ。

そんなときに何か本当のことを知る方法はないかと探していたら、「東海村であの日何が起こったのか」という冊子と出会った。これは1999年10月26日に金沢で藤田祐幸さんが講演したものを≪原発のお話*出前のお店≫のたか子さんと≪紅茶の時間≫のスウさんがまとめたものだった。とてもわかりやすくあの日起きたことの真実をまとめてあった。

そこからスウさんがされている「紅茶の会」にも興味をもった。子育て中のお母さんたちが最初は育児サークル的なところから始まったが、チェルノブイリ原発事故があって、自分のこどもたちのいのちの未来を守るためにもっと原発のことを知ろうと立ち上がった会。いつか直接お話を聞いてみたいと思いながら、10年以上が経った。そして2011年3月の地震と福島第一原子力発電所での事故が起き…。今年の夏、ようやく、ようやくである。

ちなみに当時、「原子力市民年鑑」(99年度版)という本も手に入れたのだが、これが今回の事故を理解するときにリアルタイムに役に立った。放射能の崩壊の仕方や事故の際にどうなるかなど具体的に書いてあった。またこの本には、当時の日本に存在する原子力発電所関連の情報がほとんど載っており、新聞に小さくしか掲載されない発電所での事故(事象と書かれる)の履歴もそれぞれ辿れるようになっている。他にも核燃料サイクルや廃棄物、地震、原子力行政、原子力産業、エネルギー、原発立地市町村の地域経済等に関して様々な内容が書かれている。
(損傷や事故の件数と内容を自分の目でしっかり確認したうえで、本当に安全か、今後も再考する必要があるように思う・・・私自身は必要ないという考え。原料の採取に伴う被曝問題、核廃棄物の処理方法を持たないまま運転していること、そして地震などの多い日本に適切とは思えない、等・・・問題が多々ある)

以上、「紅茶なきもち」と「いのちの未来と原発と」に関する個人的なMemo。

「人麻呂の暗号」は日本人の由来を言語面から推理した本で、何度読んでも新しい発見があって面白い。ちょうど「トラとほしがき」という絵本を見たのだが、韓国と日本の国の共通点を見るとなしに見ると浮かび上がってくるものがあって、一層面白かった。

8月の読書と言いながら、これを書いているのは12月で、折しも特定秘密保護法案が成立したとニュースが流れて2週間くらいだが、歴史というのは、どんどん動いていくので、渦中にいるときに見えないことがあるのは仕方ない面もあるのだろう。しかし過去を紐解くと、今 何が起きているか見えてくることがある。
それぞれの時代にそれぞれの立場で書かれた本を読むよさは まさにこの点にあると思う。
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by hituzi-to-yagi | 2013-12-27 12:51 | 書庫