みどりのおうちのじかん tenobe.exblog.jp

誰にとっても、日々の暮らしは かけがえのない時間。ひとつひとつを大切に物語をつむいでいきたい


by hituzi-to-yagi
画像一覧
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

馬と発酵の町の歌

春一番がきたと思ったら、雪が降りました⛄
ホンの1~2㎝でしたが、夜から朝にかけて真っ白な世界になって嬉しかったです♪

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて、今日は歌の紹介です。

『きそうた』という歌があります。
木曽町の素敵な歌です。
アニメーションもとても美しくて、ゆったりした気持ちになります。

(↓きそうたをクリックするとYouTubeの歌につながります↓)

きそうた

町の人々の営みと菌との関わりがこんなに美しいアニメーションになったのを見ることができるなんて、素晴らしいです♡
ちょっと癖になるリズムですよね!?私だけかな?

木曽町というと、私はあの可愛らしいずんぐりむっくりの木曽馬が走る姿を思い出します。
う~💛お馬さんって目がなんとも可愛くてたまらないのです。
あとは木曽カブに、「すんき漬け」という、塩を使わない漬物🎶
もちろん、美味しい栗きんとんも忘れてはなりません(*^^*)
それ以外に「味噌玉」も作っている地域だということを今回、この歌(アニメーション)で初めて知りました。
素敵な昔ながらの街並みも残っていて、ゆっくりじっくりおつきあいしてみたい場所です。










[PR]
# by hituzi-to-yagi | 2016-02-16 18:22 | ひと

細い糸を紡ぐ


(これまた今更ですが、2015年秋の新・東京スピニングパーティでの話です)

織物をしたいと思ったその日から、ならばその糸も自分で紡げるものなら紡ぎたいと思ってきた。
しかし細い糸を紡ぐにはコツがいる、らしい…ゾっと。(←この段階でもまだ織りも紡ぎも全くよくわかっていません💦)
そんなときに「新・東京スピニングパーティ」のことを「織り座」の田中さんに教えていただき、細い糸を紡ぐワークショップがあることもわかった。
これは行くしかない!と申し込み、晴れて叶った。どきどき・・・♡💛♥


teaさんの紡ぐほそーい糸!まるでギリシャ神話のアラクネです。
 
b0253575_13445526.jpg
動画を撮ってもよいとのことでしたが、未だ自分のカメラに不慣れなため、動画機能がわからず…
写真のみです(^^;
おもしろいくらい細い糸がするする~っと紡がれていくのです。
すごいです!
この道具ひとつでできてしまうのです
(こちらはteaさんお手製のスピンドルです。写真は席がお隣りになったかたに協力していただきました)

b0253575_13473250.jpg
手から、自由自在に、するする~~♪
憧れます~♡

teaさんのブログを以前から拝見していて、ハンドカーダーのかけ方がポイント056.gifと書かれていたのですが、具体的にどうしたらいいのか未体験の私にはずっと疑問でした。
teaさん曰く、細い糸を紡ぐには、ピッチの細かい綿用のハンドカーダーを使うことと、欲張らず少量の羊毛を梳くことが大切なのだそうです!ガリガリっと力任せにやってはいけないそうです。
すっ、すっと、「ひっかかりの音がほとんどなく」できるのがベスト☆
ということもteaさんは全部、ブログに書いてくださっています。
もし興味のある方は、記事の一番下にあるURLを参考にしてみてくださいね。

私もこうして先生を目の前にして、自分でやってみて、ようやく少しコツを掴むことができました。
ありがとうございました053.gif
羊毛の世界はプロとアマチュアがお互いに情報やアイデアを伝え合って切磋琢磨しているところが、天文の世界ととてもよく似ていますね。
私も教わったことをしっかり身につけて、人にちゃんと伝えられるようにしたいです。

今回初めて御本人にお会いして。
農家さんでも職人さんでも仕事は段取り一番と言います。
同じく、何を目的とするか、そのために何をおさえてすることが必要なのか、根本を組み立てて考えることをteaさんは実践されているのだなと思いました。そして一にも実践、二にも実践。きっと楽しく工夫されている方なのではないかな~♪

私自身は超初心者で、ハンドカーダーも実はこの日に間に合うよう購入したくらい何もわからないまま始めましたが、鉄は熱いうちに打てと言うように、初めにこのことを知ることができてよかったです。
でも経験者のかたのほうが、身に付けるのは早いのだろうなーと他の参加者の方を見て思いました。
今年はたくさん糸を紡ぐぞ♡
しかし、昨年は織物の個展に行く機会が何度かあり、見ているうちに織りたい気持ちも抑えきれなくなってきた~(>_<)織り機が欲しい~♡💛💗何か形にしたい~!

人生はいろいろがあって人生なのだ。
いろいろをやれるようでなくてはならない。
…とその昔、一回り以上年上の知り合いに言われた。
若者に、人はいろいろ言うのよね。(その時は私も若者だった^^;)
成程とも思うが、年を重ねるとそうもいかない自分の現実を知る。不器用だし、勘も鈍いし、怖がりだしね。
いろいろするとどうしたって取りこぼしも多くなるから自分への不満が溜まってくよくよする。
くよくよするのはそんなに簡単には変わらないけど、なんとか、したいことを生活の一部に取り込んで回していけるように、挑戦しては挫け、挑戦しては挫け、試行錯誤するしかない。
今年もそんな一年にしよう🐢・🐢・🐢

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下はワークショップをしてくださったteaさんのブログです。
こちらには、動画も載せてくださっています。
他にも様々な工夫を惜しみなく公開してくださっています。


「teaの羊ざんまい ほわほわもふもふ」
http://amimono.g.hatena.ne.jp/teaange/?of=7&word=%2A%5B%E7%B4%A1%E3%81%8E%E6%96%B9%5D













[PR]
# by hituzi-to-yagi | 2016-02-01 14:45 |

『THE WIND IN THE WILLOWS』は
日本では「たのしい川べ」として1963年に岩波書店からでている。
今回、縁があって初めて読んでみた。
b0253575_10371039.jpg
本を開くと、自然の描写がとても美しく、すーっと物語に入ってしまって、途切れることなく
最後まで楽しめた。
楽しさにも幾重もの厚みがあり、そしてとても繊細な心地よさが隅々まで行き渡っていた。
音なのだろうか、綺麗な言葉のおかげで、音楽を聞いているようだった。
川のせせらぎか風のなかに佇んでいるうちに通り過ぎていったようでもある。

実際には日常の合間合間に読んだので読む作業は何度か中断したのだが、それでも気持ちが
途切れることはなかった。そのことがまたとても興味深かった。

私は作者のケネス・グレーアムをまったく知らない。
予備知識もなかったし、故に先入観もなく読んだ。
ただ、昔からどこの図書館に行っても置いてあって、背表紙、表紙は見知っていた。
そういう意味では私にとってはまったく知らない仲でもなかった。
しかし本を開いてみることはなかったので顔見知りとはいかない。
そういう本は当然たくさんある。そのうちの一つだった。

この本を読み終わったときの思いをどう言葉で表現したらよいか。
とても嬉しくて、私にとっての一番思い入れのある本のその隣りに並ぶ本になりそうだ
とそのときは思ったのだが、一週間以上経って気持ちが静まってみると、
まあそう慌てて決めることもないと思って、今の自分の様子を眺めているという状況。

この本を読み終わったときに、実はなぜか別の本のことが思い出されて仕方がなかった。
それはA・A・ミルンの「クマのプーさん」と「プー横丁にたった家」。
内容は「たのしい川べ」と似ても似つかないと私は思っていて、でもだからこそ思い出すのだろうか。
クマのプーさんも大人になってから読んだのだが、こちらも独特の読後感があって忘れられない一冊になった。

誰しも大人になってからも子どものときの気持ちとのあいだを行き来することがあると思う。
私自身は割とそういう機会があって、その時間を楽しんでいる。
それとは別に、誰しも子供時代の幸福で特別な時間があったと思う。
これはもしかしたら覚えていない人もいるのかもしれない。
あるいは今となっては思い出せないと言ったらよいか。
一瞬のような永遠のような時間というか、あるいは心持ちと言い換えてもいいかもしれない…。
その『子供時代の特別な時間』をミルンはプーのなかで描いていると感じた。

読んだかたはお分かりかと思うが、プーの最後の章が始まったときのあの書き出しに(!)こころのなかで、
「え、この時間を終わらせちゃうつもり?なんて作者はひどい人なの!!」と思った。
そう、もちろん、作者は大人なんだからそれが当たり前かもしれない。
いつかは終わりがくる。それが当然だ。
でもプーのために言っておくと、その時間は永遠にそこにある、ということを信じさせてくれる描き方を
ミルンはしていて、だからこそ、プーは、大人になった人からも信頼されうるのだろうと思う。

そのクマのプーさんに比べて、たのしい川べは最初から、たのしいだけではないもっと現実的な生き死にの
厳しさをそこここに織り交ぜているし、その厳しさのなかでいきる美しさがハッキリと描かれている。
が、それらはとてもさりげなく織り込まれていて、おはなしから突出していない。
気が付かないで済むくらい。
それをなんと言っていいか…うまい言い方が見つからないが…時間が経つほど静かに効いてくるおはなしで
この余韻がすごい。

そしてモグラさんも川ねずみさんもアナグマさんも、出てくる人物の誰もが
自分に引き寄せて感じることができるくらいよく書きこまれていて、書きこぼしがない、
そのことがとても嬉しかった。
通常の人間関係でも、人がたくさんいれば割りを喰う人もでてくるのが普通だが、ここではそれがない。
こんなに安心して読めることほど嬉しいことはないと、読んで初めて気がつけた。
ヒキガエルはちょっとあまりに子供らしさが描かれ過ぎていて私にはくどく、うう~ん…と思わなくもないが
一方で、ヒキガエルに成りきって悪徳の限りを尽くせる解放感があって、そこがたまらなかった。
ヒキガエル、嫌いじゃないゾ(*^^*)

他にも牧神パンの出てくる章やそれぞれの家がでてくる章がとても印象的で、映画を観終わったときのように
誰かと語り合いたくなる、そういう本だった。

読了後に、それぞれの本を子供時代に読んだという人から話を聞いた。
プーさんに子供時代に出会った人の一人は、大人になった今もなにか物事にぶつかったときに
「プーだったらどうするだろう?」と考えるのだそうだ。
そのかたにとって、プーはちゃんと居て、今もプーのいる世界と地続きなのだろう。
羨ましく思った。
子供時代にそういう味方を得ることができたら、その後の人生はどんなに心強いだろう。

また、たのしい川べを子供時代に読んだ一人は、たのしいおはなしとして今でも心に残っていて、
今でも時折読み返すのだと教えてくれた。
その人にとってもたのしい川べは今もちゃんとあって、いつでも戻ろうと思えば戻って行ける場所なのだろう。

本の読み方は様々で、本の数分、人の数分、幾通りもある。
ましてや本はどうしても必要なものでもないだろう。
私もそう思っている。
実際のたくさんの人との関わり、自然のなかでの経験など、私にとって『なくてはならないもの』は
本以外にもたくさんあった。
でも同時に本もあったからこそ、私は豊かでいられたし、独りのときも楽しくいられた。
こうして人の話を聞いてみても、人と本とは特別な関わり方ができるんだなと感じる。
それがおもしろい。
とてもおもしろい。




















[PR]
# by hituzi-to-yagi | 2016-02-01 11:59 | 書庫