さてさて、新年を跨ぎまして前回の続きです。前回と言っても昨年の9月のことですが(^^;
いきなりですが「えほんやるすばんばんするかいしゃ」ってどう読んだらよいか、わかりますでしょうか?
多分、「絵本や 留守番 番する会社」という感じで漢字をあてると意味が通じるのかな?と思うのですが、本当のところは未確認でして、よくわかりません。(それとも絵本屋なのかな?)
それは9月のとある日、「水と風と生きものと」の映画を観終わって、お隣のカフェで開催中の生命誌研究館の展示を拝見していたときでした。映画館で知り合った女性(当然、初対面の人)と展示物について話していて、いきなり、「これから本屋のはしごをするんですけど、一緒にどうですか?」と誘われました。
「!!?☆♡」…飲み屋のはしごもしたことのない私に、いやいやそれ以前に、誘われることなんてほとんどない私に、大好きな本屋のはしごをピンポイントで誘ってくるなんて!どうしましょう♡♡♡(脳内では扇を持って狂喜乱舞する私が~)
ええ、ワタクシ、普段から本屋も図書館もはしごというか、掛け持ちですのよ。初対面だというのに、なんでわかるのかしら~もう!(*^^*)と思う反面、一瞬、理性で「シラナイヒトニツイテイッテハイケマセン」という言葉が頭をよぎりました。が、私はもう立派な大人!(多分)
次の瞬間には、「行きます行きます💛」「どこにあるんですか♡」と答えていました。(一応、どこにあるか、どういう人なのかもっと聞いてから判断しようと考える冷静さはありました)
よくよくお話を聞くと、その女性は横浜方面で読み聞かせをされていて、読み聞かせ仲間がおられてとっても楽しく活動されているのですがお忙しく、たまに都内にでたときには本屋のはしごをするのだそうです。特に科学の絵本が好き、というお話でした。(おお!一緒だぁ♡と心の声)
そういう訳で、初めて高円寺にある「えほんやるすばんばんするかいしゃ」に行ってきました~♪♪♪
\(^^)/\(^^)/
(↑えほんや るすばん ばんする かいしゃの名刺の表と裏)
行ってみると……つまり『たくさんの絵本の留守番を人が務めているということですね☝』と言いたくなるくらい本が壁をずらっと天井まで埋め尽くすくらいに並んでいて、本でぎゅうぎゅうの空間で凄かったです♪床板が抜けそうな…
もう、私はすっかり夢中になってしまいまして、連れてきてくださった女性のことも、このあと待ち合わせしている家族のことも忘れて、棚の前から動けなくなり…。結果、はしごはできなくなりました~(^^ゞてへっ
このときお持ち帰りした本はこちらです☆
『チムひとりぼっち』
アーディ・ゾーニ 作/絵
神宮輝夫 訳
1968年12月 偕成社
『おばかさんのペチューニア』
ロジャー・デュボアザン 作/絵
松岡享子 訳
1978年12月 佑学社
『島のたんじょう』
ミリセント・M・セルサム 文
ウィニフレッド・ルーベル 絵
岩井好宏 訳
1969年 福音館書店
店主さんが言われるには、高円寺界隈もここ十年くらいで随分変わったそうですね。私はもっと前の時代に中野や世田谷あたりに居住していた時期があって高円寺も少しは知っていたはずなのですが、昔のこと過ぎて記憶もあやふやです💦
店主さんは訥々と本のことや本屋のことを語ってくださり、私もとても愉しい時間を過ごさせていただきました。
本屋でも図書館でも、並んでいる本の面構えを見て、そこに関わっている担当者さんや司書の方々、更にはお客さんたちを想像するのが楽しみなんですね。どの棚も隅々まで見てしまいます。
えほんやるすばんばんするかいしゃさんは1Fがギャラリーになっていて、そちらにも本が置いてあります。メインは細い階段を昇った2Fにあります。階段の突き当りも本棚で、まるで穴蔵みたいな雰囲気が素敵でした♬