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みどりのおうちのじかん tenobe.exblog.jp

誰にとっても、日々の暮らしは かけがえのない時間。ひとつひとつを大切に物語をつむいでいきたい


by hituzi-to-yagi

こどものかおにもどるとき

駅から歩いて少しのところに、渋沢丘陵がある。
ここを好きな人たちが何人もいて、その人たちが悲しんでいる事態が起きていると知ったのは極、最近のことだ。

どんなところなのだろう?
行ったことのないところには好奇心が向かう。
わくわくしながら友人と共に歩いてみた。

森林の入口に大きな看板。少し威圧感があって、この場にそぐわない。
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どうやら大きな墓地をつくる計画があって、それは東京ドーム4個分になると耳にしたが、そのことらしい。本当に?どうしてここに必要なのだろう?

歩き始めると・・・
あっという間に山の中。
ものの10分で、来た道を振り返っても、たくさんの木が生い茂っていて、自分がどこにいるのかわからなくなる。
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こどものかおにもどるとき_b0253575_17311393.jpgもともと水気が多い土地なのだろう、足元が湿っていて、でも滑るという程ではない。ただ、次から次へと木が立ちはだかるので、その合間を縫って、沢を伝い、奥へ奥へと入っていくしかない。とにかく木がたくさん生えているので、沢伝いでも先が見えず、どきどきしながら行く。そうするとジャングルみたいな大きなツル状の木がでてきたり、高低差のある場所に出たり、竹林に囲まれたり、無数の苔に覆われた岩が足元の川のなかからでてきたりする。こどものかおにもどるとき_b0253575_17325164.jpg
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夏場はこの沢筋でホタルが乱舞するのだそうだ。真っ暗な森の中なのでちょっと怖いが、綺麗に違いない。見てみたいな!

・・・ひたすら歩き続け・・・どれくらい奥まで行くのだろうと思ったら、一時間くらいして、ようやく滝にでた!くぐったり、乗り越えたり、飛び超えたりだったので、ちょっとした冒険だったけど、やっぱり来てよかった♪♪♪
私の暮らす地域は登山の入口として知られる場所だけど、山へ登らなくても、こんな身近に自然に触れられて、わくわくできる場所があるのだ。全然、知らなかったのでビックリ!

子供連れでも、長靴と帽子と合羽姿で行けば、なんなく楽しめることも分かり、「ここ、いいね!」と友人と頷きあう。そんなとき、わたしたちはいつの間にかいたずらっぽいこどもの顔になってるのかもしれない。
by hituzi-to-yagi | 2012-10-25 17:51 | ちいき